pick up  ★手織りの日記⇒  半被(はっぴ)  裂き織り  

温故知新 半被(はっぴ)製作4作 裂き織り

・裂き織りのロング半被の番外編です。

この裂き織りロング半被の反物生地は、
私が織ったものではありません。 😥
ですので製作中の写真がありません。m(_ _)m
知人の方から譲り受けたものですが、
誰が織ったのかもわからない作者不明の布です。
手織りの反物だけを譲ってもらったのは、初めてです。

おそらく古いものだと思います。
色合いが懐かしい、レトロ感がでています。
長さは、10メートル以上、あったと思います。


製作2016.3.4

服にすることなく、布だけ保管していたんでしょうね。
ひつの作品として布を譲り受けました。
自分とは全く異なる配色と糸の使い方なので、新鮮です。
特にこの白のたて糸の入れ方は、
私からすると、絶対にありえへんパターンですが、
近くでまじまじ見てみると面白いです。
自分と比べて、しっかりと裂き織りが詰まっています。
裂いた布の太さも違います。
自分が思いつかいことを他人の作品で気が付きます。

そうですねー。
作者不明ですが、織った人をプロファイリングすると、
性別:女性
年齢:70歳くらい
素朴な感じの人、色白、小柄、根気があり、
几帳面、真面目、質素な生活。

そんなイメージがしてきます。(勝手な想像です。) 😎
なんとなく、織り方にも性格がでてきます。

私が、手織り教室に通っていたのも
自分以外の人の手織りが見れること、
これは、励みになったり、個性を感じたりとても新鮮に感じます。
こんな配色、こんな糸の使い方と感じながら鑑賞すると
新しいヒント、アイデアが浮かびます。
今回、譲り受けた手織り布で、服を作りました。
今後ないとは思いますが、
織った方の苦労を考えるとカタチにして残すことで
服として役割を果たします。

しかーし、今回も半被です。 :mrgreen:
ついつい、このパターンになります。
洋風スタイルを作ればいいのに
毎回、作務衣や半被、おかげで私は、出かける際は、
年中、雪駄を履いてます。――(゚∀゚)――!!
冬の極寒では、さすがに雪駄では、つらい年頃となりました。
そろそろ、このパターン変えなあかんのですが、
好きな服も見当たらず、ブランドにも興味がない私は、
ひたすら、作務衣に半被を作り続けています。

作者不明のこの布。
もし、織った人がこの服を見たら喜んで欲しいです。
自分が織った布が服になっているのだから。
きっと喜ぶと思いますが・・・。
作者不明ですが、私の服でコラボです。
服になり力強く輝きを放っています。
これが、裂き織り布の力です。

半被になって眺めていると
見れば見るほど面白い。
手織りには、いつもながら趣と美しさがあります。
なかなか渋い半被になりました。

 

●裂織(さきおり)とは、傷んだり不要になったりした布を細く裂いてそれを緯糸(よこいと)として使用します。

麻糸などを経糸(たていと)として織り上げた織物や、それを用いて作った衣類のことです。

時代的には、江戸時代中期、寒冷な気候の東北地方等では、綿や絹などの繊維製品が貴重だった頃、

端切れを縫い合わせて布をつくり、布を衣類等にします。

そして、擦り切れてきて、布がクタクタになると今度は、縫い目をほどいて、端切れに戻し、それを裂いて長い紐状にして 丈夫な麻糸等を経糸とし、緯糸に端切れの紐を用いて布にして再利用します。

布が貴重な時代だったので今の時代のように簡単に捨てることなく資源として使いきっていました。

さらに衣服の裂織が使い古されると、最後は裂いて組み紐に作り直し、背負子(しょいこ)などに利用されます。

最後の役割を終えた紐は、火を付けて燃やされ、農作業中に煙を虫除けとして使い、灰は土に返えりました。

一枚の布に家族の歴史と息づかいがあります。

捨てることなく生活の知恵としての循環型リサイクルですが、現代では、真似することができません。

裂織は、今では、使い心地やデザインが好まれ、幅広い年齢層の方に愛されています。

手作業の為大量生産されず服としては、あまり見かけることはありません。

ほとんどの服は、個人の楽しみとされ大きな流通販売はされていません。

理由は、完成までに時間も費用もかかります。 古い文化の民芸品やアンティークとされる襤褸(らんる)や裂き織り等が、スポットライトを浴びることもあります。

迫力のある力強い生命力のようなものを裂織りや襤褸の力により人は魅了されるのだと思います。 私もその真似事をして楽しんでおります。